パリに着いたら、ぼくとたっち(立川)で、昼ごはんを二人で食べに行きました。
でも店に入っても、店員がまったく僕等のことを無視してきたので、とりあえず
「ボンジュール」って店員に言いました。それでも全く無視されたので、
ちょっとびびって出てしまいました。嫌な気分になりましたが、
二件目のところでは、なんとか食べることができました。
他のヨーロッパのレストランでも、これほどまででもなかったけど、結構冷たい目にあいました。
どうやら、ヨーロッパのレストランは日本のレストランほど、サービス精神旺盛ではないようです。
でも、常連客とおぼしき現地の人たちはすごい居心地よさそうだったので、
よそ者には冷たい、ということなのかも知れません。
昼食後、次の日の展示会場を2人で下見に行きました。
場所がわかりにくかったんで、道端のひとに尋ねたら、
英語とフランス語のごちゃ混ぜで返事されて分かりにくかったのが
印象的でした。やっぱりこのフランス人らにとっても英語は外国語なんだなぁと
思いました。
もうひとつ、強烈な思い出。
なんとこの晩、ホテルの近所に、ひとりでご飯を食べに行くことにチャレンジしました。
うろうろ歩き回ったあげく、見た目が明るくて安そうな店に思い切って入ったら、
店員はまたまた僕を無視してきて、しかも見渡したら、店内の床はゴミだらけで
むちゃくちゃ汚れていました。こんなことは日本ではほとんど考えられないことですが、
これが、恐るべしパリのレストランの現実です。
ちょっと、考えて、出ようかなぁ〜って気弱になったけど、
なんかそしたら逆にコンチクショ〜って気持ちがムラッて来て、
「そんなお前が無視するんやったらなー、俺はいつまでもこの入り口におったるからな!!」
って変にひとりでヤル気出して、レジにいる店員のすぐ横のカウンター席に、かってに座りました。
そしたらすぐにまた気弱になって、「キャナイ シッ ダン?(座っても、いいんですか?)」ってかなり気弱に英語で話しかけて、
でも返事が返ってきたけど、何言ってるか全然わからんかった。ので、
今度は「メニュー シルゥプレ?(メニュー下さい)」ってちょっとフランス語を使ってみたら、
なんとかメニューをもらえました。
そんで、適当に飲み物と一品を指差しながら頼みました。
そんで待ってたらいきなり、コジキみたいなおっさんが店に入ってきて、僕の隣の席に座りました。
その途端、店の雰囲気が変わって、みんな止まってシーンとしてそのおっさんを見つめました。
ぼくもかなりキンチョーしてたら、
そのおっさんは、ブツブツひとりごと言いながら、マクドナルドのハンバーガーを紙袋の中から取り出して食べ始めました。
今度は店員が二人がかりでおっさんを横から抱えて連れ出そうとしました。
おっさんはちょっと暴れて意味分からん言葉をわめきました。
マクドナルドのハンバーガーが落ちて転がりました。
おっさんは端っこの方の席にまた座りました。
それで、他のそばにいた客と何かを話していました。
ぼくが食べ終わって出るまで、ハンバーガーもかたずけられることもなく、何も起らずそのままの状態で、
まったく謎なレストランやなぁ。外国やなぁって思いながら僕は無事、店を出ました。
ちなみに食べたものは、ハムエッグとビールでした。でも値段は千円もしたんですよ!
まったく物価は高いし、正直、ヨーロッパってしんどい所やなぁって思いました。
オマケ
そうそう、この日の夜に上田先生とひろぽんとアカバンが僕たちに後れて、ホテルにやって来ました。