スコータイの世界遺産

 

 
13世紀から15世紀の200年間、続いたスコータイ王朝の遺跡を巡ります。


 アユタヤとは異なり、スコータイ王朝は戦争で滅んだ王朝ではありません。タイの新興王朝であるアユタヤ王朝に吸収された形で1438年ごろに消滅したと言われています。この消滅に至る道筋には、あまりにもいきすぎた仏教信仰による経済的な破滅といった問題があったとされるほど、仏教(小乗仏教)を厚く奨励したと言われています。


森と水と芝生が広がる遺跡内は忙しい日本とは時間の流れ方が違います。ゆっくり動く白い雲と池に波紋を広げる風を感じながら、自転車でゆったり回ることができます。

歴史をリラックスしながら体験することができます。


池の中にはハスの花が咲いています。

まるで仏教のお釈迦様のような世界ですね。かつての王様たちは、楽園を作ろうとしたのでしょうか?


このような巨大な像が、いくつもいくつも立っています。

顔を見ると、厳しい顔でもなくやさしい顔でもない、スコータイ時代の仏像を見ることができます。


左の写真は、スコータイ王朝第3代国王で、タイの文字を開発したといわれるラームカムヘーン大王の像です。大きさは3m、実体の2倍の大きさとされていて、「マナンカスィーラーバート」という石の玉座に座り、右手には経典を持ち、左手で人々を教え諭している姿とされています。

実物を見るとかなりの迫力です。


ときどき、タイのお坊さんもスコータイの遺跡を見学に来るようです。仏教の修行のひとつなのでしょうか?かなり小さい子供から年寄りのお坊さんまでいます。どなたも厳しい顔つきをしています。

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