初詣

 

 

今回は完全な番外編です。

僕は

2004年 1月1日(木)に

生まれて始めて初詣をしました。

もしかしたら小さいころ行ったことがあるかもしれませんが

はっきり言って覚えていないので

ほぼ初めてと言っていいでしょう。

それにしても行くと決めたのだが

神社ってどこにあったっけ?

と言う、マヌケな状態に陥りました。

しょっちゅう祭りに行っていたのにナー。

まず思い出すのに苦労した。

で、思い出して、行ってみると

並んでる並んでる、なんと言うか

ちょっと信じられなかった。

「なんでこいつらこんなに並んでるんだ?」

と、言う感じで……

とりあえず列を見ながら歩いてみると

おみくじがあったので引いてみました。

でも何故かその場ではおみくじ見なかったんですよねー。

なんでだろ。

おみくじをポケットにしまうと

再び列を眺めてみました。

感想は

「こいつら正気じゃない」

と言う感じです。

それから長い長い列に沿って歩いていると

最後尾が見えてきて

「ホント、この人たち、なに考えてんだろ」

と、思ったのですが

気づいた時には

何故か僕も並んでいました。

「なに考えてるんだ、俺は」

と、思いながら。

そしてそんな自分に

「はぁ、正気じゃねぇ」

と、つぶやき、ため息を漏らしてしまいました。

それから辺りを見回したのですが

1人で並んでいるのは僕くらいでした。

みんないろんなヤツと来ていて……。

そのとき、上田学園のみんなと来てもよかったかなー

と、思いました。

それから1人空しく、無言で進んでいると

娘らしき女性と会話しているおっさんが後ろに並んできた。

でもこのおっさん

歩くたびに僕に激突してきたな。

いくら僕が小さいからといっても見えているだろう。

もう少し気を使って歩いてくれ。

歩くたびに体当たりを食らうのは

さすがにうっとうしいから。

で、横を見てみると

犬と来ている人とかがいた。

見てて

「踏まれても知らんぞ」

と思った。

しいて言うなら

「人の迷惑考えろ」

です。

あの人ごみの中

犬をよけて歩いてなんかいられないから。

その他にも

教師らしき人と来ている学生などもいて

合格祈願らしき話をしていた。

青春よのう。

ちょっとうらやましかった。

僕にはそういうのなかったから。

まぁ、自業自得と言えばそうなのですが。

それから30、40分くらいして

ようやく賽銭箱の前まで着いた。

ここに来て

心のそこから思った。

「何やってんだか」

と。

で、とりあえず五円玉を投げ込んで

一応お願い事をしました。

何を願ったかは内緒ですが。

人に言うほどたいそうなことは願ってないしね。

その後はすぐに神社を出ました。

それから少しだけ近所を歩き回った。

昔のゆかりの地などを……。

そして家に帰りました。

「それにしても、今年はしょっぱなから何してんだか」

いつもと違いすぎる……。

 

 

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