フリースクール
五月二十四日(土)の放課後に
上田学園に使われている
「フリースクール」
という言葉について話し合った。
この話し合いは大ちゃんが
「フリースクール」
という名前が
ひきこもった奴とかダメな奴がいく最悪の学校に使う言葉だからだということからだった。
そして話し合いの中で
「フリースクールという言葉で入るのを嫌がる奴もいるのでは」
という意見があった。
僕的にはなにげにこの意見が一番引っかかった。
フリースクールという言葉で嫌がるということが僕にはあまりパッとしなかったからだ。
どうやら世間ではフリースクールというのは
「けっこう低俗な場所」
みたいなイメージがあるらしい。
でも僕は、物事の名前や見かけより、中身を見る体質なので
中身さえしっかりしていれば、フリースクールだろうがなんだろうが名前なんてどうでもいいと思ってしまう。
でも名前でひく人もいるらしい。
そこで僕的な考えなのだが
フリースクールという言葉で嫌がる人は、食事でいう食わず嫌いなんだと思う。
「フリースクールなんだからまずいに決まっている」
という。
でもフリースクールという料理の中にはいろいろな味付けがあると思う。
その中に上田学園という味があるのではないだろうか。
それを味わいもせずに
「フリースクールだからまずい」
と思うのは早急すぎると思う。
とりあえず食べて、その味(本質)を知ってもらいたい。
それから味については語ってほしい。
不味ければ不味いでいいから。
でも味わった僕としては
上田学園はけっこう刺激的な味がすると思う。
だからとりあえずホームページなり、知り合いから聞くなりして、味について知ってくれ。
それで味がいまいちわからなかったら、実際に来て見学でも何でもしてくれ。
何も味あわないで
「フリースクールだから」
という、固定概念で判断するのはやめてくれ。
とりあえず見て味わって、本質を知ってから上田学園について判断して欲しい。