前を向いて歩いてみて

 

 

最近、前を向いて歩くようになった。

ちょっと前までは、下をむいて歩いていたのだが……。

もちろん自転車をこいでるときも、下を見ていた。

つまり聴覚でのみ行動していたことになる。

よくよく考えるとアブナイ。

まぁ、幸いにも無事故ですが……。

で、最近前を向いて歩くようになった。

それにしても

何年ぶりくらいかな、前を向くのは……。

で、感想は

周りの風景変わりすぎ。

つい最近まであった物がなくなっていたりとか……。

僕が周りを見ないうちに

どれだけのものが変わってしまったんだろう。

……ハァ

どうしたもんかな。

でも、悲観だけではないんですけどね。

久々に前を向いたことで

周りの景色が、ものすごく新鮮に思えたりするんで。

「うちの近所にこんなもんあったっけ」

とか

「クリスマスの飾り……久しぶりだなー」

とか

「あの家はどこに消えた」

とかです。

そのせいか、最近外にいるとき

あっちこっち、きょろきょろしてしまい

下を向いていたときより

さらに自転車の運転が危なくなっていたりします。

でも、やっぱり新鮮です

何年かぶりに見る世界は。

いままでは、外にでても

あえて見ようとはしませんでしたから。

ハッキリ言って見たくなかったし。

特に人間は。

とにかく見るのがいやだった。

だがら下を向いていた。

でも、ここ一年

みんなと旅行したり

ナルチェリンの実家に行ったりとかして

ずいぶんなれたようで

最近は下を見ることが少なくなった。

ヨーロッパ旅行のときに

このことに気づいていたら

もう少し楽しめたのかな?

タイのときは、あっちこっち見たりして

ちょっと疲れたけど面白かったし。

だから、たまには外にでて

ものを見るのもいいのかもしれない。

新鮮で楽しいから。

ま、それでも家の中のほうが良いというのは

変わりませんが……

でも、たまには外にでてみようかな。

「たまには」

 

 

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