H17.5.4
駄目な大人
ほとんど延びた日曜日のようなゴールデンウィークである。これといった特別イベントもないし、起こすつもりもない。ただ映画は4本見た。「下妻物語」、「ゼブラーマン」、「恋の門」、「血と骨」。
なんで見たかっていうと、トレンドを感じる感性をつけましょう! っていう学校の授業つながりの動機と、10代の頃の映画漬けの日々の気持ちを再生してみたい、っていう個人的な動機があった。この程度でトレンドの感性がつくとは思えないけど、まあ始めの一歩かなと。(二歩目はどこさ?) 気持ち再生に関して言えば、ちょっと成功の兆しを感じなくもなかった。
10代の頃のエネルギーがそのまま再生なんて、きっとしないのかもしれない。でも今のままではエネルギーが無さ過ぎだ。とか考えてたら、丁度タッチとそれに近い話になった。
10代とか新卒の社員とか、気難しいよねって話。たぶん正義感のような、一途さとかで、激しく感動できたり、早く強く決断できたり、怒ったりできる。それは考え方の狭さ、という一面もあって、タッチや俺のような「お年寄り」(笑)を悩ませたりもする。でもそれは純粋さでもあって、エネルギーは何かのその一点に集中して輝くのだろう。
でも頭の中には、やがて色々な考えが蓄積されてくる。以前は激しく感動したものも、見慣れて色褪せてくる。ひとつ思いがあっても、すぐに、「ああも考えられる、こうも考えられる」とか色々考えて、激しい気持ちには繋がりにくくなってくる。それはある意味、広く考えられるとか、冷静でいられるとか、そういう面もある。だけど、気難しく見える10代や新卒の社員のエネルギーを、失ったものとして羨ましく感じてしまう。
でも「年取ったな」なんてアホなことをいっててもしょうがない。(いや、思っちゃうこともあるんすけどね) 解決策はまだ見えんが、自分の中の駄目な大人よ、どうにかしてやるから、ちっと待っとけ。