タイツアー開催にあたってのご挨拶

上田学園によるこのタイツアーの企画は2001年の夏休み、私達の先輩達が学園の海外研修で、タイ北部の田舎町“ピサヌローク”を訪れたことから始まりました。先輩達はそこで国立大学“ナレースアン大学”を訪ね、日本語学科の学生さん達にとても温かく歓迎して頂いたそうです。感激した先輩達は自分たちが経験した感動的なタイを、知らない人にもぜひ紹介したいと考えました。
そしてこのタイツアー企画が、旅行会社に勤める先生の授業の一環として、スタートすることとなりました。
しかしそれから順調に・・とはいかず、“あいつが学校に来ない”とか“俺はヤル気がでなくなった”など上田学園生徒間での問題、イラク戦争問題などで、2度企画が中止に追い込まれてしまいました。
そして今年4月、私達はこれまでのタイツアー企画を引きつぎ、3度目の企画を開始し、ナレースアン大学関係者、上田学園関係者のたくさんの方からの、感謝しきれないほどのご協力を受け、ここまでツアーを作ることができました。

当時の先輩達がもう卒業してしまったこともあり、この今回のツアーの下見のために私たち現上田学園生徒も、7月初旬に初めてタイの首都バンコクとピサヌロークを訪ねました。バンコクでは日本にはない街の持つすさまじいエネルギーに圧倒され、ピサヌロークでは、私達もまた現地の学生さん達のとても温かい歓迎を受け、のんびりとした楽しい時間を過ごし、バンコクの都会の喧騒とのギャップに驚かされました。そして私達も先輩達と同じように“タイ大好き”になって、改めてこのツアーの魅力を感じながら帰国しました。

そうして出来たこのツアーは、先輩達と私達が出会ったあのタイの温かい人、おいしい料理、楽しさ、感動を、できるだけたっぷりとみなさんに味わって頂けるように企画いたしております。ぜひ御参加されて心よりタイを楽しんで頂き、みなさまにとっても、ピサヌロークの学生さん達にとっても、このツアーがとてもいい思い出になることを生徒一同願っております。

上田学園生徒を代表して
成瀬 望

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