確かに、その通りだが・・・何か変だ
廣ポンが書いたFAXを読んでから、このFAXに書かれていたことを考えていたら、あることを忘れないうちに書かなければないと思い、書くことにする。昨日の午後、学生6人で話し合ったことについてだ。
先週、今週にかけて、ある出版社から、依頼が来た。あっ、学生にも直接、依頼が来るようになったんだ。これは、引き受けても、いいじゃないかと思っていた。もちろん、自分一人で決められることではないので、学生全員で決めようとしていた。
依頼の内容は以前、授業の一環で、作った、タウン誌に、載っているスポット地図を使わして欲しい。さらに、この地図と同じティストで、他の街のスポット地図を描いて欲しいと依頼された。締め切りは約1ヶ月後。スポットなので、範囲は、そんなに広くない。リサーチもする必要も無いと言われた。依頼された、スポット地図を、以前タウン誌で、作った地図と同じティストで作ればいいわけかなどと思っていた。
しかし、このタウン誌は、俺が入学する前に、作られたので、このタウン誌については今一つわからない(聞かなかった自分も悪いと思う)。この地図を作るのにどのくらい掛かったわからなかった。ちょっと聞いてみた。あ、そのくらい掛かったのか、と聞いて、地図を作った時間が分かった。(この依頼が、来なければ、現在授業で行っているタウン誌の清書を作るまで、誰も、このことは、聞かなかっただろう。)
兎に角みんなで話し合ったが、結論は依頼を断ることに決まった。その理由は、この依頼を受けるなら、今ある宿題のクオリティーを上げたい。みんなでするリサーチがない。作業をやる人が限られてくる。
詰まり、そのノウハウを知ってる学生だけが主に作業をやる可能性が高いので、それは不公平だし、ノウハウを知っている学生が知らない学生にも教えてから地図を作らなきゃいけないので、締め切りにも、間に合わないという意見があった。さらに、年明け10日後に、ドイツ(フランクフルト)、パリに1週間行って、添乗員の手伝いをする授業がある。それも、詳細がわかってないので、年明けは、そのことでバタバタするだろうと言う意見もあった。報酬が安いと言う意見もあった。ほとんどの学生がその意見に、納得していた。
ネガティブだ。俺は、何故か、そう思った。だから、この意見には、賛成したくなかった。確かに、言われてみるとその通りである。今出てる、宿題だけでも、十分な量だし、それだけでも、結構な時間は使うと思う。それに、宿題の他に、ドイツの添乗員手伝いもあるし、タイツアーの宣伝もある。これで、年末、年明けは、充実感?共にあっという間に過ぎていくはずだと思うが、何か変だ。おかしい。
上記で今ある宿題のクオリティーを上げたいを書いたが、依頼を引き受けずに、宿題のクオリティーを上げたいなんてやっぱり変だ。今ある宿題のクオリティーを上げたいのなら、それこそ、依頼を引き受けるべきだろう。クオリティーはひたすら数をこなすことによって上がっていくと思うし、そもそもそれ以外に上達する方法はあるのだろうか?それ以外俺は思いつかないので、それが最上だと思う。
みんなでするリサーチがない。作業をやる人が限られてくるので、そのノウハウを知ってる学生だけが主に作業をやるのは、不公平だし、そのノウハウを知らない学生に教えてから、地図を作る可能性が高いので、締め切りにも、間に合わないと言うのは、確かに当たってる。疑いようのない事実だ。恐らく依頼を引き受けたら、おっチャンと藤田が中心になって、作業をみんなに教えてからやるというより、90%以上この作業を2人だけでやることになる。でもこれも何か変だ。おかしい。
これもその通りだが、ここで、依頼を断ったらいつまでたったって、そのままじゃないか。今回は、これで、終わりだが、もし、しばらくして、また、似たような依頼が来たら、どうするのだろうか?宿題も、その他の事も少なかったら、依頼を引き受けて、2人だけでやるのだろうか?そういう可能性だって、決してないとは、言い切れないと思う。このことは言わずに、そのまま、依頼は断るという結論に達し、話し合いは終わった。
話し合いの終盤に何で依頼を断る方に賛成したかおっチャン聞かれて、やはり、さっき話しあった通り、結局は俺と藤田が作業をほとんど全てすることになる(上記)と、説明して、だから、俺はしたくないと言った。
その時俺は、おっチャンが、依頼を受けても、俺と藤田が結果的にほぼ全て作業をやることになる。だから、依頼を引き受け受けたくない。だが、せっかく出版社(プロ)から依頼が来たのだから、やはり、断るのはもったいない。ひょっとしたら、今後の授業に、これが活かせるかもしれない。もし、仮に、4人共、本気で覚える気があれば、教えてもいいと、言ってくれることを期待していた。甘かった。そんな期待なんか、望んではいけなかった。どんなことでも。
一体何故、こうもしつこくこのことを書いているんだと思った。タイツアーの宣伝も、この一ヶ月、締め切りに間に合わないとあわててやった、日経ストックリーグなどが年末共にリセットされて、年を開けたら、まるで何事もなかったかのように忘れ去られてドイツの添乗員を手伝いに行ってしまうかもしれないという予感があったからだ。それで、帰国後、タイツアー宣伝をあわててやるかもしれない。もちろん、依頼を引き受けて、作業を年末までやれば、忘れ去られないのかと言われてもそれは分からないとしか言えない。ただ、やはり依頼を断らずに、依頼を引き受けて、年末まで、必死に、作業をしながらやった方が年末共に忘れ去られる可能性は少ないと思うことしか解らない。今のところは。
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