★披露宴レポート


(左)新婦・昭子さん (右)新郎・恭平くん

結婚式の夕方。沖縄のRAKUZAというレストランで披露宴が始まった。福井県出身の昭子さんの友達がたくさん駆けつけ、受付など手伝いをしていた。僕も何かしなきゃならんだろうということで、椅子を運んだり、新郎・新婦にビールを注いだりと動いた。その姿を見ていてか、新郎の弟・修平君がせっせと料理を運んだり、いろんな人に足りないものは無いですか?と聞いていたのが印象的だった。彼はまだ14歳で、ジャニーズでデビューすることが夢なのだそうだ。


王朝時代から伝わる沖縄の伝統曲を披露する地元の方

披露宴が始まって、最初のイベントが披露された。結婚した2人が地元で仲良くなった沖縄の人たちがお祝いに演奏してくれるというのだ。難しいタイトルの曲なので忘れてしまったが、静かで雄大な曲だった。サンシンを弾いている写真の真ん中の女の子はまだ14歳だが、上手かった。踊りも物凄くて、顔つきが踊ると14歳ではなくなり、別人のような動きをして僕は釘付けになってしまった。そもそもなんで人間は踊るのか?踊りなんてどうなの?と思っていたけれど、こんな素晴らしい踊りを踊ってしまう女の子をみて、納得してしまった。


王朝時代に目出度い席で披露されたという舞踊


(左)14歳の女の子が(右)父の沖縄の言葉を通訳する


会場内


この踊りが一番凄かった。14歳とは思えないぐらいセクシーだった

イベントが終わり、ケーキカット。このケーキなんだが、切った後、誰か食べたのだろうか?永遠の謎である。

そしていつしか会場内は沖縄の踊りをするみんなに溢れていた。

 

 

このあと、新郎側、新婦側からそれぞれ友達や仲間からスピーチが行われて、その人との関わりやその人がどんな人なのかを言う機会が一人ずつあった。面白かったのは新婦側の友達はみんな新婦のことを褒めるのに、新郎側の野呂田君のことはみんな最初にけなすことだった。たとえば、野呂田君のいとこは、かわいらしい声で「わたしは、恭平君のいとこで、とっても恥ずかしいです」と最初にコメントし、吉祥寺バーの店長の中村さんは「なんで僕がここにいるのか分からない」と言ったりして、笑わせていた。

僕も「野呂田君は僕が会った事のないタイプの人間で、ある日、1時間目に赤い顔をしているのでどうしたの?と聞いたら、酔っ払ってるんだと言った」というエピソードを話した。そしてそんな野呂田君が村上龍のHPの制作の手伝いをしていたときの文章をよんで、感動したナルポコが上田学園に入学したということを話し、友川かずきのCDを手渡しした。

 

スピーチが終わり、新郎、新婦からひとりずつ親へ向けてのメッセージがあった。「生活してみると自分が今までやってもらっていたことがどれだけすごいか分かった」という新郎のメッセージや、「思い込むとやってしまうことで迷惑をかけてきた」とちょっと涙ぐむ新婦の姿を見て、うーん、幸せになってくれよなという思いになった。2人ともいい顔をしていた。

披露宴に参加してみて思ったのは、それぞれ地元の出身者の人たちの支持だけでなく、住んでいる沖縄の人たちまで仲間に付けてしまうほど、彼らが魅力を持ち、生活をしっかりしているということだった。いろんな人が応援してくれる2人は、どこにいっても幸せにやっていける気がする。

今回は上田学園の後輩として参加させてもらったが、学校という場所を通して友達の色んな人生の変化が見られることはとても良い事だと思った。

 

ご結婚おめでとうございます!

 

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